userとgroupについて
概要
- linuxでは、ユーザとグループの概念がある
- ユーザ
- ファイルやディレクトリの所有者
- グループ
- ユーザをまとめるためのもの
- docker, libvirtなどの特定の権限を持つユーザをまとめるために使われる
- ユーザ
ファイルと役割
/etc/shadow
- セキュアなユーザアカウント情報
/etc/passwd
- ユーザ情報
account:password:UID:GID:GECOS:directory:shell
/etc/gshadow
- グループアカウントの暗号化された情報
/etc/group
- グループ情報
useraddコマンド
概要
- ユーザを追加する
引数
-m
- ホームディレクトリの作成
-g
- デフォルトのユーザが所属するグループ
- 引数がない場合、ユーザ名と同じグループが生成される
-G
- 追加グループ
-s
- デフォルトログインシェル
usermodコマンド
概要
- ユーザ情報を変更する
具体例
ホームディレクトリを変更
# usermod -d <new-home-path> -m <username>
ユーザの名前を変更
# usermod -l <newname> <oldname>
ユーザを他のグループに追加する
# usermod -aG <additional-group> <username>
passwdコマンド
概要
- ユーザの情報の様々な変更
具体例
ユーザのパスワードを変更
# passwd <username>
グループパスワードの変更
# passwd -g <group>
アカウントのロックとロック解除
# passwd -l <username> # lock
# passwd -u <username> # unlock
groupsコマンド
概要
- ユーザの所属しているグループを表示
$ groups
<username> adm cdrom sudo dip plugdev kvm lpadmin lxd sambashare docker libvirt
idコマンド
概要
- 様々なユーザとグループに関する操作
groupaddコマンド
概要
- groupを追加するコマンド
具体例
# groupadd <group>
gpasswdコマンド
概要
- userをgroupに追加,削除するコマンド
具体例
ユーザを追加する
# gpasswd -a <user> <group>
ユーザを削除する
# gpasswd -d <user> <group>
groupmodコマンド
概要
- group情報を変更する
具体例
グループの名前の変更
# groupmod -n <new-group> <old-group>