AndroidでのTermuxの使い方
概要
- Android上で動くLinuxのようなもの
- ユーザ権限で動作可能な部分(アプリのデータディレクトリ)に限定して動作する
- そのためchrootしないと
/usr
,/var
などは使用できない
- そのためchrootしないと
- ユーザの
/storage
をマウントできるので、ファイルの整理だったりPCからデータの転送だったりが便利にできる - Termux:APIというTermuxのコマンド内からAndroidのデバイスを操作できる仕組みが便利
- CUIでGPS情報を取得できたり、カメラの写真をとったり、フラッシュを点灯したり(外部電源と連結できそう)
- 現状、録画はできないらしい(惜しい)
インストール方法
- /f-droid.org/というアプリレポジトリからインストールする
- Google Play版はメンテされていない
- 各種拡張機能のインストール
Termux:API
- Androidのデバイスを操作できる
pkg install termux-api
を行う必要がある
Termux:Boot
- Androidの起動時にスクリプトを起動できる
~/.termux/boot/
の下にスクリプトを置く
基本的な使い方
storageのマウント
~/storage/shared
がすべてのアプリのデータ
$ termux-setup-storage
sshdのインストールと起動
sshd
バイナリを直接起動- ポートが
8022
- ポートが
- ユーザ名の確認
- ユーザ名はandroid用の特殊なライブラリを使用している制限で変えられないとのこと
- passwordの設定
- ipの確認
$ sshd
$ whoami
u0_a398
$ passwd
New password:
Retype new password:
New password was successfully set.
$ ip -4 a | grep 192
inet 192.168.120.187/24 brd 192.168.120.255 scope global swlan0
Termux:APIの例
バッテリー情報の取得
$ termux-battery-status
{
"health": "GOOD",
"percentage": 89,
"plugged": "UNPLUGGED",
"status": "DISCHARGING",
"temperature": 26.799999237060547,
"current": -275
}
カメラを起動して写真を取る
$ termux-camera-photo "sample.jpg"
- 定期的に写真をとってクラウドにアップロードするなど
GPS情報を取得する
$ termux-location
録音する
$ termux-microphone-record -d -f "recorded.aac" -l 60 -e "aac"