systemd-journald
date: 2024-10-26 excerpt: systemd-journaldの使い方
systemd-journaldの使い方
概要
systemd-journald
はsystemd
の一部であり、ログを管理するデーモンsystemd-journald
はデフォルトでは/run/log/journal
にログを保存する- 再起動時にログが消えるため、
/var/log/journal
にログを保存するように設定することが多い
- 再起動時にログが消えるため、
sudo
をつけるとすべてのログを見ることができるsudo
なしで見ることができるログはユーザが起動したサービスのログのみ
基本的なコマンド
journalctl
- ログの表示journalctl -k
- カーネルのログを表示journalctl -u hoge.service
- サービスのログを表示journalctl --user -u hoge.service
- ユーザが起動したサービスのログを表示journalctl -g "キーワード"
- キーワードを含むログを表示journalctl -r
- ログを逆順に表示journalctl -o json
- JSONL形式で表示journalctl -o json-pretty
- 整形されたJSON形式で表示journalctl -o short-iso
- timestampをISO8601形式で表示journalctl --disk-usage
- ログのディスク使用量を表示
ログの恒久化
$ sudo mkdir -p /var/log/journal
$ sudo systemd-tmpfiles --create --prefix /var/log/journal
$ sudo systemctl restart systemd-journald
journald
の設定
/etc/systemd/journald.conf
に設定ファイルがある
[Journal]
SystemMaxUse=100G
SystemKeepFree=10G
Storage=persistent
SystemMaxUse
- ログの最大容量SystemKeepFree
- ログの最小容量Storage
- ログの保存方法volatile
- メモリに保存persistent
- ディスクに保存auto
- ディスクに保存(デフォルト)