rsyncの使い方
概要
- rsync - a fast, versatile, remote (and local) file-copying tool
- scpでコピーするより高速であるのでファイル転送時の第一選択になる
- 特にたくさんの小さいファイルが有るときに有効
- ローカルで大量のファイルをコピーする場合にも有用
- 差分のみをコピーするので、更新が早い
引数
-a
- メタデータ情報を維持する
-r
- リカーシブ、ディレクトリを対象とする時
-v
- 詳細
-P|--progress
- 進捗を表示
-u|--update
- 差分が生じているときに更新
--max-alloc=<num>G
- rsyncが使用して良いメモリの数
- デフォルトでは1Gで足らなくなることがる
- その場合は増やす
各ユースケース
ローカルで大量のファイルをAからBにコピーする
$ rsync -avP --max-alloc=55G <path-A> <path-B>
リモートホストにディレクトリごとコピーする
$ rsync -r -v -P ./<source-dir> <user>@<remote>:<target-path>
リモートにあるデータをディレクトリごとコピーする
$ rsync -rvP <user>@<remote>:<target-path> .