コンピュータのメモリについて
概要
- Linuxのコンピュータはメモリが原因でクラッシュすることがある
- core dumpの表示が出て操作不能になる
- メモリの規格や電圧を確認し、適切に設定することでメモリが原因のクラッシュを低減させ、パフォーマンスをアップさせることができる
メモリタイミング
CL16-18-18-38
のような表記で表される- 前方からの各数字の意味
- CL(CAS Latency)
- 実際にデータが送られてら使用可能になるまでのクロックサイクル
- tRCD
- 行がアクティブになってからデータが読み書き可能になるまでのクロックサイクル
- tRP
- 現在の行にアクセスしてから次の行が使用可能になるまでのクロックサイクル
- tRAS
- 行がアクティブになってからプリチャージが開始できるようになるまでのクロックサイクル
- CL(CAS Latency)
メモリ速度
DDR4-3200
,DDR5-7200
などの3200
,7200
の数字部分の値がメモリ速度- 単位は
MT/s(Mega Transfers per second)
linux(ubuntu/debian)からメモリ速度を確認する方法
$ sudo dmidecode -t memory | less
メーカ独自のメモリプロファイル
- XMP
- インテルが規格
- メモリにパラメータ情報が書かれており、その設定でオーバークロックできる
トラブルシューティング
メモリが原因でOSがクラッシュする
- 原因
- メモリを差し込んだ時点でメモリメーカーが推奨する電圧・メモリタイミングよりシビアな設定がデフォルトで適応された
- 対応
- 最小構成で起動して、手動で電圧・メモリタイミングを設定