本のレビュー一覧
- モモ/ミヒャエル・エンデ: 4/5
- 淵の王/舞城王太郎: 4/5
- 煙か土か食い物/舞城王太郎: 2/5
- ほねがらみ/芦花公園: 4/5
- 怖い話を集める類のホラー
- 主観視点でどんどん怖く(気持ち悪く)なる
- テスカポリトカ/佐藤究: 5/5
- 昔読んだ不夜城に近い作品
- 暴力&ドラッグの世界の話
- ブレイキング・バッドのような雰囲気もある
- 予言の島/澤村伊智: 3/5
- ミステリをたまに読むけが、ちゃんと考えて解けないトリックはあまり評価できない
- 澤村伊智さんがよく書くホラーは重厚で面白い
- 老人と海/アーネスト・ヘミングウェイ: 5/5
- 終わった人としての老人と、老人であっても生きる意味を見出すこと、意味は客観的には無意味かもしれないこと、そしてそれでもいいこと
- 素晴らしい作品であった
- 嫁泥棒譚: 5/5
- 昔の女性の扱いが非人道的であってどのようなものだったかという話
- 淡々と書いてあり、主観が殆ど入っていないので、妙なリアリティがある
- 女類/太宰治: 5/5
- 女性を死に追いやってしまった26歳主人公の話
- 男性と女性では見ている、感じている世界が異なるということと関連して話が進む
- エッセイ風
- 女のいない男たち: 5/5
- ドライブ・マイ・カーが気になって読んだ
- 映画は再生の物語であるが、小説版ではそこまで注目されていないように見える
- 映画に比べて簡潔な表現で、みさきが家福から車に乗ることを認められて、過去を話して少し救われるという話
- 幾年もたった後/小川未明: 5/5
- 父になった人間が娘の様子を見て、太陽に再び子供のように世界を新鮮に感じたいと願う
- 太陽はその願いを叶えると返答する
- 歳をとって孫の面倒を見れるかどうか怪しくなっていった頃、再び、世界を新鮮に感じ、長年の望みが叶う
- 平家物語: 5/5
- 有名な冒頭の部分が
祗園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。娑羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。~
である - 物事の流転と世界の広大さを教えてくれる良い詩
- 有名な冒頭の部分が
- 子どもを攻撃せずにはいられない親: 4/5
- 世の中の子供への虐待の事件を例に心理分析している
- 具体例として著者(精神科医)が診察した人の体験談が追加されている
- クレジット・スコアリング入門/E.M. ルイス: 5/5
- 内容も統計的な視点は弱めで歴史的に信用モデルをどう運用してきたかを詳細に記述してある
- 歴史的にうまくいく方法が記述されているので、新規にプロジェクトを始める際にもこの方法論に則っていれば成功する確率を高めることができそう
- モデルをチャンピオンモデル・挑戦者モデルに分けるなど面白い