劣モジュラ性について
概要
- 一言で表すと集合に加わる要素が増えると、増えるに従って集合の大きさの増加が減少する関数
- 凸関数と似た性質を持つので、ゲーム理論や機械学習と相性がいい
- 組み合わせ最適の問題などが該当することがある
定式化
\(f(A + i) - f(A) \geq f(A + i + j) - A(A + j)\)
- すでに
A+j
を持っている人のほうがi
が追加されたときの嬉しさの増加量が少ない
上の式を整理すると
\[f(A) + f(B) \geq f(A \cup B) + f(A \cap B)\]貪欲アルゴリズムによる近似
\(f(S_k)\geq \left(1-\dfrac{1}{e}\right)f(S^*)\)
- \(S_k\); 貪欲アルゴリズムによる近似解
- \(S^*\); 最適値
証明は参考1から確認できる