オルバースのパラドックスについて
概要
- 仮に宇宙が無限に広いのであれば(かつ宇宙が定常であれば)空は星で覆い尽くされて全方位に明るいはずであるが、実際にはそうなっていない
パラドックスの解消
- 宇宙が有限の広さであれば説明がつく
- 有限の個数の星の数を仮定すれば良いのですべてが明ることはない
- つまり\(\int_{0}^{\infty} \frac{L}{r^2} 4 \pi r^2 = \infty\)の無限の部分は無限ではない
- 宇宙が膨張しており、赤方偏移をしているので、明るさが減衰しているかまたはそもそも光が届いていない
- 宇宙背景放射というビッグバン時の名残があってそもそも完全な暗闇ではない状態に満たされている